院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

梅の香

前に書いた通り
三宅は木が好きな歯医者である。


もはや自分の庭に所狭しと
木を植えているが、
それでも飽き足らず、
「開業12年記念に」とか、
「地球の緑が減っているから」とか、
「娘の木を買おう」とか


考えられる理由をいくつも家人に言いきかせ、
北見で開催されている
園芸祭で木を先日買いに行った。
少々[力技]である。


いろいろと物色して
目に留まったのは梅の木だった。
やはり花の咲く木は魅力満点だ。
みやけゆう歯科医院にある多くの木は
花が咲く。


実家には三宅兄弟の記念樹というか、
小学校に上がった際に
両親が植えてくれた木がある。
兄は梅の木。
三宅の木はサクランボである。
どちらも花と実を付けるので
三宅の<木が好き>という性質も
親からもらったものであることは
疑いようがない。




「この木は実がなるよ。」


園芸祭で木を見ていると
その店の主人がそう言った。
その言葉に三宅は弱い。


本来は苗木から育て、
手塩をかけ実を実らせるのが
筋だと思うのだが、
なにぶん短気な三宅は
直ぐに実が欲しい。
なんとも書いていて
お恥ずかしい性格である。


かくして梅の木はみやけゆう歯科医院にやってきた。
桜の花が終わる頃になって
漸く梅の花が咲いた。
逆じゃないのかと思うが、
桜が早かったのであろう。
北見の春を謳歌しようじゃないか。



梅が香に のっと日の出る 山路かな


松尾芭蕉