院長の「なんていうか」日誌

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エスカレーターの乗り方

以前札幌に行った際に、
エスカレーターの乗り方が
東京のように「左乗り、右空け」で
あることをこのブログに書いた。


このルールは関西では違うのだと
ウワサには聞いていたが、
今回の出張の際、
大阪の地下鉄の駅で
ウワサ通りエスカレーターの乗り方が
「右乗り、左空け」であることを
目の当たりにした。



どうでも良いようだが、
これは面白い現象だ。
海外にもあるらしいが、
大阪ルールが多いそうだ。


調べてみるとこのルールの
発祥は昭和45年に開催された
大阪万博]の際に阪急電鉄
始めたものらしい。
万博の期間は同年3月から9月であったが、
その間に6000万人の来場者があった。
実に日本の人口の半分が
この万博会場に集まったのである。


連日同じ駅に約30万人乗り降りするのだから、
事故を未然に防ぐため、
当然、会場整理は厳格に行われた。
その中のルールに、


エスカレーターでは急ぐ人は左側、そうでない方は右側」


と案内されるに至った。
これが事の真相らしい。
なぜ関東圏で反対なのかは
調べてもよくわからなかった。


エスカレーターの乗り位置は、
おおよそ静岡県を境に
乗り位置を左右を分けているようだ。
まさにフォッサマグナの位置であり、
日本を東西に分ける境目である。

もしかすると、
エスカレーターの乗り方が
大阪人と東京モンの違いを
表しているのかも知れぬ。



しかし、
北見にはその風習はない。
老いも若きも親子連れも、
エスカレーターの中央に
寄り添って乗り、
ゆっくりと移動している。


田舎だからエスカレーターを
急いで歩く必要もないのだが、
これが北見の文化の1つでも
あるのではないか。