院長の「なんていうか」日誌

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カールじいさんの空飛ぶ家(2009)ネタバレ注意!!!


カールじいさんと空飛ぶ家(原題:UP)は
ディズニーが誇るPixerの記念すべき
10作目として制作された。
日本では2009年の
クリスマス・シーズンに公開。
三宅もこの正月休みに
観に行ったのである。



主人公[カール]は活発な
冒険少女[エリー]と出会い
2人は結婚する。
出会いの場所である
空き家を買い取り
仲良く暮らしてゆく。
いつしか2人の夢は
見果てぬ南米秘境の滝の上に
家を建てる事になるが、
エリーは病に倒れ
帰らぬ人となる・・・。



そんな冒頭のシーンは
とても切なく感動的すぎ、
三宅は打ちのめされたように
とめどなく流れる涙を
抑える事は出来なかった。


かの宮崎駿も、
「実はボク、追憶のシーンだけで
 満足しちゃいました。」
とこの映画にコメントしているが、
『いきなり、そりゃあないでしょ。』
と思うほど冒頭が劇的である。


最近のアメリカ映画の傾向だろうか。
スター・トレック(2009)も
そうだった。
少しズルいと思う。


http://d.hatena.ne.jp/miyake-yuu/20091117/1258427845
スター・トレック、レビュー






78歳になって家を明け渡さなければ
ならなくなったカールは、
思い出の家ごと空へ旅立つ。
飛び立つシーンは
映像も音楽も美しく爽快。
『大人になって何か忘れたものがある』と
思わせられられる演出で、
荒唐無稽な設定なのに
いつもながらPixerは上手い。


三宅の悪い癖で
映画を観る前にあれこれ
ストーリーや雰囲気を
想像解釈するのだが
良い意味で外してくれていた。




10作目にして初めて
正真正銘の[人間]が主人公だが
映画らしく活劇を見せてくれるし
子供も観れるよう配慮が伺えるが、
テーマは明らかに大人に向けた
メッセージを含む作品である。
少なくとも前作のWall-E より
明るいトーンである。
もう一度観よう。





犬の[ダグ]が可愛い。
チョコを思い出した。
犬好きが作った映画でもある。





それにしても、
サウンドトラックが欲しいのだが
すでにCDとして販売されず、
ネットで楽曲データの
信販売のみである。
時代は変わったのだ。