院長の「なんていうか」日誌

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北海道弁

 



みやけゆう歯科医院では
現在、日本小児歯科学会の
認定歯科衛生士の資格を
全員が取るために
準備を進めている。


三宅も同学会の専門医だが、
この資格があったからといって
特別な治療法がある訳でもない。
しかし資格があれば、
やはり勉強しようという
勇気にも似た気持ちが湧いてくる。
自分自身の為の資格なのである。


主任歯科衛生士[ささき]と
[おおたに]に資格申請の
準備を進めさせていた時に
三宅がこう指示を出した。


「対象者の写真をUSBメモリ
 入れてもらえたら、お店でプリント
 してもらってくるから。」


すると[ささき]はUSBメモリを指して、


「ここに『入れれ』って事ですね。」


「入れれ?」


三宅がオウム返しに言うと、
[ささき]と[おおたに]は
ゲラゲラと笑い始めた。



『入れれ』とは北海道弁である。
別に三宅が命令している訳ではない。
訳すと「入れて下さい」という
ニュアンスだろうか。
命令したり、悪気はないのである。



何かの本に
今後は世界的に言葉も均一化が
進むのだと書いてあった。
グローバリゼーションとは
関係なく、どこの国でも
言語、物価、賃金が
均一化するのだというのである。


いずれこの北海道弁はもとより
日本語までも均一化されて
しまうのであろうか。





主任歯科衛生士には
これからも淀みなく
北海道弁を使って欲しい。