昨日の猛暑日で
北見は観測史上最高温度を
37.1度に更新した。
ここまで暑ければ
冷たいオホーツク海の温度も
高かろうと、
診療後に家族を連れて
海水浴に出発した。
三宅が小さい頃、
海水浴と言えば
網走の二つ岩であった。
今は網走で海水浴が出来るところは
ない筈である。
しかし
習慣とは恐ろしいもので、
三宅に子どもが出来て
二つ岩ばかり
連れてきてしまうのであった。
もっとも足を入れる程度で
海水浴ではない。
到着後、
喜び勇んで海に足を踏み入れたが、
思いのほか水温が冷たく、
「ひょー」っと声が出る。
丁度満潮の頃だからだろうか。
そうである。
オホーツク海は冷たいのである。
二つ岩の間を越えると
穏やかな海岸が能取岬 まで続く。
35年前にここで泳いだものだが、
泳ぐと言っても水温が低いので
砂浜で遊ぶ程度だった。
しかし、
砂まみれになった
身体を洗うため
父と兄に海水で身体を
洗われた時には
冷たくて悲鳴を上げたものであるが、
それも、ついこの間のようである。
二つ岩はいい。
ここにはワビサビがある。
彩りはなくとも
美しい海と
ちょっとした冒険が楽しめる、
今も変わらぬ
網走の景勝地なのである。
