学会発表に際して
主に三宅を指導して下さったのは
藤岡師匠である。
学会発表の経験のない
三宅が発表出来、
貴重な経験になったのも
師匠のお陰なのだった。
三宅がはじき出した
データの検証をして頂く訳だが、
三宅が気の抜けた集計を送ると
「データ違ってるよ!」
と、すかさずツッコミ・メールが
来るのであった。
師匠は三宅から見ると
明らかな「江戸っ子」である。
さすがに「てやんでぃ」とは云わぬが、
その気風と面倒見の良さは
道産子にはあまりお目にかかれない
性格である様に思う。
その師匠は云う。
「よし三宅、今度は論文書けぃ。」
あうっ。