「玄米せんせいの弁当箱」は
魚戸おさむ先生の描く
『食』を題材にした漫画である。
第9巻は今までの巻の中でも
特に問題提起が多いように思う。
農業の担い手の話とか
孤食の究極と思われる
「便所食」など、
面白く描かれているが
なかなか考えさせられる内容だ。
4食目(4話目)の
[謙三さんの玉子焼き]が
特に印象に深い。
玄米先生が学生の頃、
下宿していた先のご主人
[謙三さん]は玉子焼きが得意だった。
奥さんの[典子さん]は
若くして病気になってしまうのだが、
玄米先生といっしょに
謙三さんの玉子焼きを持って
見舞いに行く。
典子さんが玉子焼きを食べて
言った感想は思いもよらないものだった・・・。
この話を読んで
身につまされた。
男子といえども
何か得意料理がないと
ダメである。
玉子焼きから
練習しようか。
今月末にも
玄米せんせいの弁当箱が
発売される。
最終巻なのであった・・・。
- 作者: 魚戸おさむ,北原雅紀
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/06/30
- メディア: コミック
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