フォーチュン・クッキー（2003年 アメリカ）

フォーチュン・クッキー（原題：Freaky Friday＝気まぐれな金曜日）は
1976年に作られた同名の映画のリメイクである。
その時の主人公は子役時代の
ジョディ・フォスターであった。

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著名な精神科医の「テス」は
２度目の結婚式を控え幸せな毎日だったが、
ロッカーな高校生の娘「アンナ」に手を焼く。

アンナも石頭の母親を
疎ましく思っていたが、
ひょんなことから
「テス」と「アンナ」の
心と身体が入れ替わってしまった。

突然の変化に混乱する２人。
結婚式は迫り、
アンナのロック・コンテストも目前で
それぞれの役目を演じるはめになる。
２人は無事に元に戻れるのだろうか・・・。

よくあるコメディのストーリーだ。
日本で有名な映画「転校生（1982年）」も
同じ路線である。

ジェイミー・リー・カーティス（左側）

そのドタバタぶりや
それぞれの役者の変化が大きいほど面白いのだが、
母親・テス役のジェイミー・リー・カーティスが
「アンナ」に変わってしまってからの
演技があまりにも
はじけていて可笑しい。

アンナ役のリンジー・ローハンは
今風な女の子と
堅物の精神科医をうまく演じ分けている。
この映画で一躍有名になったのも
頷ける。

ま、ディズニー映画だから
予定調和には違いないが、
綿密な脚本で飽きさせることなく
楽しませてくれる。

途中で観ていられないほど
焦らされるシーンがあったり、
後半に母親と娘が
心を通わせるシーンには
感動してウルウルと来た。

特に思春期を迎えた娘がいる
母親に観て欲しい。
きっと他人事には見えず
感情移入してしまうのではないか。

どうぞチャンスがあったら
観て頂きたい映画だ。

フォーチュン・クッキー 特別版 [DVD]