歯医者が恐れる本が登場した。
その名も『えんまのはいしゃ』
表紙からして怖い。
ずいぶん昔のこと。
地獄の入り口で
自称「天下一のはいしゃ」が
閻魔大王の前に座らされていた。
「おまえは患者にさんざん
痛い思いをさせてきたであろう!!」
生前の診療の際の
<泣きながら治療を受ける患者>
の記録を鏡で見せられる歯医者。
絶対に地獄行きだ。
ところがその歯医者は
思いも寄らないことを口にする。
歯医者の運命やいかに・・・。
三宅が本当に恐ろしいと思ったのは
絵本の歯医者が
閻魔大王に行った所業である。
その後のオチもまた怖い。
自分もやりそうだ・・・。
ヤバい。ものすごくヤバい。
閻魔大王は生前の罪を
平等に裁くと言われるが、
本当かどうか分からない。
「地域住民の為に・・・」などと
歯医者お決まりの「いいわけ」が
通用するであろうか。
歯医者にとって興味深い絵本だ。
娘は大好きである。
歯医者はぜひ一読をお勧めする。
実際、
一体どうやって歯医者は
閻魔に申し開きをすれば良いのか。
此岸のうちに一考の余地がある。