日曜日には近所の公園まで
息子と娘を連れて
そり遊びをしに行った。
昔はよく冬になると
そりを持って
公園まで行ったものである。
子どもそっちのけで
2メートルくらいの
小山の上から三宅が滑ると、
近年体験しないスピードで思わず、
「ウワアアアア・・・」
と声を張り上げた。
小さな起伏で身体の
あちらこちらを打撲する。
顔には雪の粉がびっしりと吹きつけて、
やや冷たい。
しばし呆然。
自分の足を見て、
「構図がイイな」とか、
雪面の「結晶がきれいだな」などと
なぜかメルヘンな気持ちに陥る。
子ども達は
ゲラゲラ笑いながら
上から下へといつまでも
滑っているのであった。
それでも幾度となく
夕陽に照らされて、
山から滑る三宅。
刺激はすぐそこにある。