院長の「なんていうか」日誌

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卒園式


今日は娘の卒園式であった。
つい先日入園したかと思えば、
もう卒園である。


「光陰矢の如し」とはこのことだが
幼稚園の間の出来事を思えば、
三宅家にとって
極めて有意義な3年間であったのだ。


式はつつがなく進行し
園児たちの卒業証書授与も滞りなく、
それぞれの成長を見守った
親たちと先生方にその喜びと、
一抹の寂しさを平等に与えてくれた。


母親たちは園児が歩く花道の周りに座り、
ハンカチを片手に園児を見つめた。
また父親たちと言えば、
主にカメラを操作し
モニターを見つめていた。


三宅はカメラを抱えて
撮影に専念したが、
『思い出のアルバム』を
園児が歌いだしてグッと
胸から込み上げるものを
感じずにはいられなかったのである。



「♪〜いーつのことだか おもいだしてごらん〜」


園児が歌いだすと
式場全体が息を飲んだ。
父兄の誰もが口ずさむか、
心の中で歌詞を唱えたであろう。


♪〜

  うれしかったこと
  おもしろかったこと
  いつになっても わぁすれない