今日の昼、
三宅はインフルエンザのワクチンを
摂取しに行った。
例年の恒例である。
歯医者が一人しかいない歯科医院で
インフルエンザにかかることは
ご法度であるからにして、
三宅は必ずワクチンをするのであった。
三宅が小学生のころ、
インフルエンザのワクチンは
小学校で受けたものだ。
同級生と一列に並んで
注射をしたものである。
大人になって
注射をしても怖いとは思わなくなった。
と感じるということは、
子どもの時は怖かったのだ。
むかしはワクチンを打ったら
お風呂には入らなかったものだが。