先週の<どこかの日>は
丑の日だったんだそうだ。
これはいけない、
ウナギを食べなくちゃ。と、
母に電話をする。
「丑の日だからウナギ食べさせて。」
「そうだったかしら・・・。」
「コンビニで云ってた。」
「じゃあ、出前取るわ。」
といった具合に
実家でウナギをごちそうになる算段をした。
亡き父もウナギが好物だったが、
三宅の息子も好きなので、
親子三代の好物である。
“土用の丑の日”といえば
夏の7月にあるものを指すのが
一般的であろう。
夏場はなにぶん体力を消耗するので、
栄養価とビタミンBの多い
ウナギを食べて乗り切る。
という理屈であるが、もともとは
江戸時代の発明家「平賀源内」が考えた
夏場に売れないウナギの
消費キャンペーンだという説が
有力なのだそうだ。
バレンタインや、ホワイトデーとお仲間である。
近年では
“寒の土用の丑の日”として
1月にも食べるキャンペーンを
長野県岡谷市で行っており、
某コンビニでは
1年中の丑の日で食べてもらおうと
しているのである。
<渡りに船>ではないが、
コンビニのキャンペーンに
同乗させて頂きまして
昨日、ウナギを戴いた。
<おごらされた>母は孫たちが
ウナギを食べるのを見て満足げだった。
その昔、
三宅は札幌近郊の高校に進学した。
父が札幌での会議の際、
帰りの列車までの僅かな時間だけ
札幌駅で落ち合ったことがある。
父は自炊生活の私を心配し、
別れ際にうな重の弁当を買って
私に持たせてくれた。
その時のうな重の味は今も三宅を支えてくれている。