子どもの頃は手先が器用と言われた。 幼稚園では油粘土で ３Dなステゴサウルスを作って 園の能戸先生を驚かせ、 小学5年生の図工では、 石膏の彫刻でインディアンを作り 担任の鈴木先生を感心させ、 高校では三宅の描いた油絵を見て 美術の田中先生からスカ…

今はどうだか知らないのだが、 三宅が高校生の時には 昼の購買部といえば、 それはバーゲン会場のワゴン前か、 新聞の号外に群がる民衆の如く、 無法地帯であった。 ちょっと遅れて購買に到着しようものなら、 その人だかりの後ろに、 並ぶでもなし、 静かに…

今朝早くから診療室のクーラーの スイッチを入れて回る。 先の週末の真夏日で すっかり歯科医院の建物が 熱を持ってしまったためだ。 という理由づけも何もなく、 暑いからクーラーに頼っただけだ。 三宅は寒がりだが、 スタッフの中には『暑がりさん』が 何…