今日、
みやけゆう歯科医院の昼休みが明けると
「狐の嫁入り」であった。
雨の日ばかり写真を撮っているかと
思われるかも知れないが、
その通りである。
三宅の言う「狐の嫁入り」とは、
晴れて陽が差しているのに
雨が降るという
<天気雨>のことを指す。
実際には山や河原で狐火が行列を作り、
不吉な前兆を表すという怪談で、
雨との関係は俗信から
来ているのだそうだ。
何年か前、
ある歯科衛生士の結婚式の午後、
同じように「狐の嫁入り」となり
深く三宅の心に残っている。
幸福の前兆だったに違いない。