院長の「なんていうか」日誌

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プリンセスと魔法のキス(2009・アメリカ)


原題はThe Princess and the Frogだから
直訳すると[プリンセスとカエル]なのだが、
邦題の方がロマンチックではある。



1920年代、ジャズの聖地
アメリカ南部のニューオリンズ
物語は始まる。
レストランで働く[ティアナ]は
亡き父の夢を叶えるべく
自分のレストランを持つ為に
朝から晩まで働いて、
夢を果たそうと努力をする。


ある夜ティアナは
人の言葉を話すカエルに出会い、
キスをしてくれれば
夢を叶えてくれると言う
そのカエルと約束してしまう。
意を決してキスをする
ティアナだったが・・・。



グリム童話「かえるの王様」を
モチーフに作られたアニメーション映画。
トイ・ストーリー」を
監督したジョン・ラセター氏が
制作総指揮で手腕を振るい、
コンピューターを最小限にして
「手書き」で制作された。
宮崎駿監督の[崖の上のポニョ]と
全く同じ方向性である。
さすが友人同士。



実写とアニメを融合させた
映画[魔法にかけられて]と同じく
ことごとくディズニーお決まりの
設定やストーリーを逆手にとって
制作されているので、
バリバリのプリンセスものとして
観るとちょっと肩透かしを食らうだろう。


http://d.hatena.ne.jp/miyake-yuu/20090502/1241215374
魔法にかけられてのレビュー



ディズニー映画初、
「黒人が主人公」という
設定からして今までと違う。


そして主人公ティアナが
別に王子様を追っかけたいワケではないし、
王子もティアナが
目当てではないのである。




劇的な戦いや山場が
ある訳ではないが、
映画全体にあるポジティブで
明るいメッセージは
観ていてとても気持ちがいい。
不覚にも(?)家族のシーンで
何回か泣いてしまった。
父親として反省・・・。



プリンセスと魔法のキス」は
「リトルマーメイド」
「アラジン」に続く
正統派なディズニー作品だ。
漸く安心して観ることの出来る
作品が戻ってきたのだ。



知的な女性にお勧めしたい。
そして、
気に入ってもらえると
とても嬉しい。





エヴァンジェリンに・・・