院長の「なんていうか」日誌

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金剛力士像


法隆寺中門阿行



奈良の法隆寺の中門には
金剛力士像が来訪者を迎えている。


よく神社でみかける
狛犬(こまいぬ)などもそうだが、
口を開けたの阿形(あぎょう)と、
口を閉じた吽形(うんぎょう)の
2体が対になっている。
物事の始まりの「あ」、
終わりの「ん」を示し、
森羅万象を司る守護神なのである。


三宅はこの話を
歯科大学で聞いて感心してしまった。
よって神社に行けば
必ず「あ」と「ん」を確認するのである。



法隆寺中門吽行


なんとも怖い顔をしているものだ。



東大寺南大門阿行




東大寺南大門吽行


怖い。
東大寺を後にする際に
2体の神様にご挨拶したが
8メートルもある巨体と合わせて
その形相に「ゾッ」とした。
どう見ても怒っている。



大仏殿の大仏様は
慈悲深い優しい顔をしているのとは
極めて対照的である。
元来、侵入しようとする
外敵を防ぐ意味合いが
あるのだそうだ。


しかし参拝者への
戒めの意味も合わせてあるのではないかと
思わずにはいられれなかった。
我ながら
心当たりがあるのだろうか。





奈良はあらためて
心地の良い土地だった。
どこか懐かしい、
帰るべき場所のような
気がしてならない。