院長の「なんていうか」日誌

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夕陽の中で


今日は土曜日。
午後から診療がなかったので、
夕陽を見る事が出来た。


このところの北見の夕陽は
長く輝く事がなく、
ほんのひと時のきらめきである。


雲があってなお空は高く、
紅(くれない)の夕陽が
すべてをその色に染めて
物事の終わりを予見しながら、
暖かく慰めているように見えた。



フラクタルに映し出された雲は
幾重にも重なり
三宅に何か語りかける。



三宅の頭の中では
もの寂しいトランペットの音が
いつまでも流れるのだった。




さあ帰ろう。