院長の「なんていうか」日誌

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30年数年前のバレンタイン


世の中は「バレンタインデー」な
雰囲気である。


記憶にある限り、
三宅が小学生だった30年数年前には
既にバレンタインデーは
『聖なるもの』になっていた。



小学6年生だった三宅は
女友達「Y」から相談を受けた。
「Tくんにチョコレートを渡したい」
断る理由もない。
三宅は「T」に渡す役を
引き受けた。


昭和という時代は
男子も女子もウブであった。
女友達「Y」は赤面しながら
三宅にチョコレートを渡し、
その三宅もまた赤面しながら
男友達にチョコレートを渡した。



しかし「Y」から
三宅にチョコレートを渡す場面を
クラスメイトの「放送屋」(仮名)に
目撃されてしまい、
あわや「Y」と三宅は
ウワサの2人になる事は
避けられそうにもならなくなった。
「T」にチョコレートを渡し
任務を遂行したものの
暗澹たる想いとなった。


当時バレンタインと言えば
『本命』のみの厳粛なものであり、
末代まで冷やかされるものと
最早確定的であった。
なんていうか三宅は(小学生的に)
ものすごくヤバい事になったのである。



ところが、
「放送屋」はクラスに触れ回ったのだが
一向にウワサにはならなかった。
未だに理由は分からぬが、
三宅が「安全パイ」過ぎたのであろうか。



三宅がバレンタインデーで
チョコレートを
頂けるようになったのは
それから10数年後であり、
『義理チョコ』が全盛と
なったためであった。