院長の「なんていうか」日誌

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羽田の夕陽


研修が終わり
足早に羽田空港に向かう。
搭乗手続きを終えて
出発ラウンジに向かうと、
途中までのラウンジのあちらこちらから、


「わあ〜、きれい」


と声が上がっていた。
人々の向かう方向を見ると
空港の大きな窓に
それは美しい富士山が
夕陽に照らされて浮かび上がっていた。


たくさんの人々が写真を撮り、
三宅もまたカメラを窓の外に向けた。
またしても絶好の機会に
小さなカメラしか
手元にないのである。


三宅を含め搭乗を待つ人々の中で
最も色めき立ち、
満面の笑顔で夕陽に映える
富士山を眺めていたのは、
搭乗口で待機する
妙齢のキャビンアテンダントさん達であった。


いつも綺麗な景色を
空の上から見ていそうなものなのに、
キラキラと輝く瞳で
夕陽を見つめていた。



こういう
キャビンアテンダントさんが乗った
飛行機に乗りたい。