院長の「なんていうか」日誌

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『噛んで知る日本の食力』


東京での研修会は
『噛んで知る日本の食力』という演題で
1200年の歴史ある
「四條家」当主をお呼びして行われた。
詳しくは分からなかったが、
歴史ある日本食の権威なのだろう。


そういう偉い方から
今の日本の食事についての
お話が聞けるということで
今回参加したのだった。


1200年前から続く権威であるから、
難しい話をされるのだろうと思い、
座席が後方だったら良いと
思っていたのだが、
決められた三宅の席は
最前列であった。


しかし、四條家当主のお話は
堅苦しい事なく「ざっくばらん」であった。


戦後に西洋の文化が入り、
日本の食文化である
「相手に対する思いやり」に
欠けるようになってしまったのだという。


・素材に対する感謝
・道具への感謝
・食べて頂く方への感謝


の三位一体の感謝があって
はじめて食の美味しさが伝わると
いうお話で感心した。


近年心配される『孤食(1人で食べる)』や
洋食の味付けから来る
「噛まなくてもイイ食事」、
心配な学校給食など
いくつかの憂慮すべき日本の食について
話を聞いてきた。
確かに心配である。



何度も当主がおっしゃられていた、


「家庭の味を知らない子どもは
 味覚が育たない」


という言葉が印象的であった。




三宅も子どもに何か作ろう。