院長の「なんていうか」日誌

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ダルマさんが転んだ


そんな訳で
みやけゆう歯科医院裏の公園で
子ども達を連れて
花見に行った訳だが、
公園に入る前に
子ども達の同級生達とバッタリ。


すぐに子ども達は
一緒に遊ぶ事になり、
三宅は1人公園で
カメラ片手に桜を眺めていた。


子ども達の遊ぶ声を聞きながら
「あーでもない、こーでもない」と
写真を撮っているうちに
子ども達はありとあらゆる
『鬼ごっこ』をやり尽くして
全員がゼイゼイ言っていた。


「もう走りたくない」


と子ども達が口々に言うので、


「ダルマさんが転んだはどう?」


と三宅が提案した。
そうして[ダルマさんが転んだ]を
やることになったのだった。
そう、三宅も一緒に。
「ダルマさん〜」をするのは
何年ぶりであろう。



三宅がオニの時に
「だーるーまーさんがぁー」と
大声で言うのはちょっと
恥ずかしかった。
しかし、子ども達には
三宅の大人の事情は
関係ないのである。
やる以上は一生懸命するのが
三宅の流儀であった。


1時間半ほど遊んで
家人が公園に迎えに来たので
三宅家は帰る事になった。
一緒に遊んでいた女の子は
帰る前、家人にこう言ったのだそうだ。


「あのオジサン、面白いこと言ってた」



『坊さんが屁をこいた』とでも
言い間違えたかなァ?