院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

通知表物語


北見市内の学校が続々と春休みに入った。


医院に来た子どもたちに
「通知表はどうだった?」と訊くと
ほぼ全員が視点を母親にあわせて
その場で固まっていた。


それにしてもお節介な歯医者である。
子どもたちからしても
自分の通知表の詮索を歯科医院でされては
たまらないだろう。


かくゆう、三宅有も
学生の頃はこの時期はブルーであった。
通知表の内容によっては父の説教が待っていたのだ。


あまりに三宅が父を恐れるので、
いつからか母が父に見せないようにすると
三宅に云ってくれて父に通知表が見られることがないと知って、
ずいぶん気が楽になった記憶がある。


しかし自分が親になると、
『父が通知表を見ない』などとは
全くの方便だったであろうことが
身にしみて分かるのだ。
父は全部知っていた筈だ。
知らない訳がない。



なんという事だろう!