今朝はマイナス9度まで冷え込んだ。
おそらくその理由で
三宅は震えながら目が覚めた。
しかし小さい頃は今からでは考えられぬほど、
寒い部屋で寝ていたものである。
冬になると家の窓にはビニールシートを
戸外から窓枠に打ち付けており、それでもなお窓はいつも完全に凍っていた。
そこら中の屋根にはツララが垂れ下がっていたものだ。
つまり部屋の暖気が外に漏れているワケで、
現代からしてみると自分の家は
気密性の低い家だったのである。
寝る際の布団は3枚必須であり、
寝入りばな布団が暖まるまで
丸まっていたものである。
今朝の寒さなどどうということはない。
そう思い出した朝である。