患者様から手作りのお菓子を頂いた。
その患者様が以前から
料理を習っているとは聞いていたのだが、
実際に持ってきて頂けるとは
正直驚いて小躍りした。
写真は三宅用で、
別にスタッフのための大きなタルトを
焼いてきてくれたのだ。
「みんなで分けて」
「もう分けました」
院長の心配をよそにスタッフは分配済み。
三宅も自宅に持って帰ると
鼻のいい家族が寄ってきて、
「すごく…本格的!」と
写真を撮るやいなや
早速フォークを入れていた。
「おいし〜」
三宅もひと口食べてみたが、
香ばしく甘すぎない高級なお味…。
高級レストランで食べる様な
おいしいタルトであった。
なんてありがたいのだろう。
チビチビと食べていると
鼻のいい家族が、
「こんなに食べちゃったの…」
と残念そうに三宅を見つめて
最後のひとかけらをパクリと
口に放り込んだ。
いや、もらったのオレなんだけれど。