院長の「なんていうか」日誌

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日本小児歯科学会大会参加日誌〜大阪編・その3〜

5月15日(金)「歩いて帰ろう」



この日も集合は朝8時。
連日の寝坊を避けるため、
ホテルの自室のカーテンを
全開にして寝た。
効果はてきめんで、
寝坊はなかったが
ますます眠れなかった。



朝食の際にスタッフの間で、
「粉もの食べませんでしたね。」
と話が上がっていた。


当初の計画では初日の夜に“お好み焼き”でもと
思っていたが1日目の移動の大変さで
相談の末、
コンビニで夕食を調達。


2日目も終日学会でスタッフとは
夕食を別にしたのだが、
スタッフはそれを食べなかったようである。


結局大阪に来て[粉もの]を
スタッフに食べさせることはなかった。
これは惜しい。
勉強で来たとは言え、
やはり土地のものを食べるのが
特に初めて来たスタッフには
良かったかも知れぬ。
大阪の[味]に対する歴史の深さは
体験しないと語れない。
申し訳ない事をした。




学会に行って思うのは、
自分の勉強不足である。
日頃北見で偉そうにしているが、
大きな学会に来ると
井の中の蛙]状態であることを
思い知らされ、
鼻も折れ、
つまるところ自信を喪失する。
歯医者は自分だけではなく、
いなくなっても誰も困らないのである。



(会場は歯医者と歯科衛生士ばかり)


そしてそれは北見でも北海道でもなく、
遠い開催地であるほど
その喪失度が高い。


そう思わされるところが、
学会に参加することの
最大の効用ではあるまいか。
覚えの悪い三宅でも
しばらくの間は
あらためて真摯に
勉強する気持ちになるのである。



(来年の学会開催地名古屋のセントレア空港)



帰りの飛行機は往路とは違い、
揺れることもなく
スムースに女満別まで飛んできた。


伊丹空港は着陸の際
大阪の繁華街の真上を飛び、
ビル街の真ん中に降りるようであったが、
女満別は畑に降りるようだった。



空港からの帰り道、
キタキツネが畑の中を歩いていた。



「ああ、キツネが出てきちゃうのか・・・。」