院長の「なんていうか」日誌

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大坂城


天下統一を果たした
太閤・豊臣秀吉
安土桃山時代に建立したのが
この大坂城である。


大阪に行く際には
高速道路からよく見えるので、
「ああ、大坂城ねぇ。」と
さして気にしていなかったのだが、
今回実際に行ってみると
ものすごい迫力であった。
何より石垣に圧倒されてしまう。
重機もなかった時代に
精巧な造りで芸術的ですらある。



「すごい。美しい。」



誠に広大な場所に大坂城
天守閣はそびえている。
お城のマニアではなくとも
そびえ立つ大阪城を見ると、
見事な石垣と
考え抜かれた「堀」の
要塞たる作り方など
素晴らしいものがあるのが分かる。



天守閣は明治維新の際の
出火でほとんどの建築物が焼失し、
現在の城は昭和の初めに
建て直された3代目であると
大坂城の入り口の看板に
記載されていた。


多くの人を
感動させたであろう石垣は、
なんと徳川家康がわざわざ
秀吉の頃のものを壊して
作り直させたのだという。
2度も作らなくても良いのにと思うのだが、
土台が豊臣秀吉のものである事を
嫌ったのであろうか。
案外、今で云う「公共工事」と
同じで雇用対策だったのではあるまいかと
邪推しながら天守閣へと登った。


父が昔、
大坂城はビルだ。エレベーターまである。」と
近代建築物であるという
皮肉を言っていたが、
息子は「スイーン」とエレベーターで
天守閣に上った。
どうして便利である。
天守閣から見る風景は絶景で、
なるほど「殿様」の気分である。




数百年前には
ここに日本の中心があり、
秀吉や家康の栄華と、
多くの人々の思惑が
この城には込められて
いるのである。
ただただ感心するばかりの
大坂城訪問であった。





国破れて山河あり
城春にして草青みたり