急にプリクラが撮りたくなって、
嫌がる娘を連れて
家族一緒に近くのプリクラまで
撮りに行った。
「うわー」
出てきたプリクラにビックリ。
三宅の目がおかしい。変だ。
娘に聞くと、
「あ、ごめん。目を大きくしたの」
三宅が知らぬうちに
プリクラは大きく進化していたのだ。
いささかやり過ぎである。
なぜか写真を撮られて
魂を抜かれると言った
祖母を思い出した。
娘はバッチリと笑顔で
写っているのである。
三宅が慣れぬプリクラでは
ハンデが大きい様だ。
仕上がりを見て
プリクラの行き場は
限られるようだと
悟る三宅であった。