間違って男の子の代わりにやってきた
アンを孤児院に帰すためマリラは
スペンサー婦人宅に到着する。
ところが道中でアンの生い立ちを聞いたマリラは、
アンをグリーンゲイブルズに
置くべきではないかと葛藤する。
「どうしたものか…」
スペンサー夫人は思いつきで
アンを気難しいブルエッタ夫人の
元に行かせようと決まりそうな時、
眉間にシワを寄せたマリラが
口を開く。
◆
原作ではこの件はさらりと述べられているが、
アニメではけっこう場面を増やして
時間を割いている。
アンがグリーンゲイブルズに
引き取られるかもしれないとわかった時は、
画面いっぱいに花吹雪が吹いて
アンの心情を表し、
さらにマリラも『ああ、やってしまった・・・』という表情と、
『この子を育てる』と決意を強めてゆく様が
とても丁寧に作られていると思う。
それもあって就寝前のアンとマリラの会話が
可笑しく微笑ましい。
マリラが驚かされるのは
これからなのだが・・・。