院長の「なんていうか」日誌

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ヒリヒリな思い出


日曜日に三宅は日焼けした。
インドア派の三宅が
こんなにはっきりと日焼けしたのは
何十年かぶりである。


話は飛ぶが、
三宅は以前サンフランシスコに住む従兄弟を頼って
兄といっしょにアメリカ旅行をしたことがある。


サンフランシスコから
車で5時間ほどか、
もっとだっただろうか、
ヨセミテ国立公園を越えて
「タホ湖」という湖までバカンスに
従兄弟が連れていってくれたのだった。


従兄弟の子ども達といっしょに
1日中湖で遊んだのが懐かしい。


しかし、
カリフォルニアの太陽は
日本のそれとは違い、
日差しが強烈なのであった。


三宅兄弟は背中が
真っ赤に焼けた上に、
一面に皮が剥けて兄とホテルで
眠れぬ夜を過したのである。
(三宅が一皮むけた瞬間である)



自分の日焼けした腕を見て
そんなことを思い出した。



「ヒリヒリ」かつ、
暖かな思い出である。