北見市の老舗和菓子屋『大丸』さんの
かぼちゃプリンを母からもらった。
「おいしいのよ!」
すっかり母はこのプリンのファンである。
どれどれと開けてみて
三宅はビックリしたのだった。
「かぼちゃが入っている!!」
そりゃ「かぼちゃプリン」なのだから
かぼちゃが入っているのは当然である。
しかし『姿煮』だ。
おりしも三宅が食べようと
このプリンを開けたのは夕食の後であり、
その夕食には「かぼちゃの煮物」を
たらふく食べた後だったのである。
食べると美味しい。
なめらかなプリンにしっかりと
かぼちゃの味が効いている。
しかし何故姿煮なのだろう。
あれがなくても『かぼちゃプリン』であろうに。
そう思って母に尋ねたら、
満面の笑みでこう答えた。
「あれが美味しいのよ!!!」
これが答え・・・なのか。