院長の「なんていうか」日誌

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過去・現在・未来


学会の翌朝に三宅は通勤ラッシュの品川駅を歩く。
ゴウゴウと流れる人波の中で
置いてかれまいと一生懸命歩くが、
道産子の足は遅かった。
というより三宅の足が遅い。


学会会場で25年ぶりに会った医局の先輩と話して、
三宅はタイムスリップした。
確かにこの街で三宅は暮らして学んだのである。
自分の礎として確かな時間があったのだ。


先輩や親戚に恵まれていたと、
改めて感謝する気持ちが湧き上がる。
そして未来に向かうのだ。


うわー、珍しくカッコいい。