多くの歯科医院は
診療台からむし歯を削る小型モーターなど
沢山の器械を使用する。
年中使用するわけだから、
長い年月の間には不具合も生じる。
動かなかったり違った作用をしたり・・・。
回るものが回らないとか、
動かない様な場合は修理に出すのだが、
修理に出したメーカーから帰ってくる回答に
しばしば頭を抱える三宅であった。
『ご指摘の症状は確認できませんでした』
1回や2回ではない。
歯科衛生士も三宅もうまく作動しないことを
確認しているのに、
修理に出すと再現できないのである。
まるで器械が三宅の顔色を見て
症状を出すかの様である。
おそらくアナログな三宅が用いるから、
器械たちもアナログの波長に乗って
調子を崩すのであろう。
昭和の器械にはそういうものがあった。
叩くと映るテレビなどがそれだ。
昭和生まれの三宅だから
みやけゆう歯科医院の器械もそうなのか。
ファンタジーなの?