院長の「なんていうか」日誌

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トムとジェリー「人造ネコ」(1952年アメリカ)

トムとジェリーの中でも

異色作の部類に入るであろう。

それが「人造ネコ(原題:Push-Button Kitty 押ボタン型ネコ)」だ。

 

         ◆

 

ジェリーを追いかけるはずのトムは

すっかり怠惰な生活に溺れていた。

呆れるお手伝いの元に荷物が届く。

箱を開けるとそこには「人造ネコ」が入っていた。

おもちゃの様な人造ネコを見て

トムは大笑いしたのだが・・・。

 

         ◆

 

トムとジェリーが争わないのがレアな話だ。

人造ネコの万能ぶりは現在のAIをはるかに超えており、

その暴走ぶりが可笑しい。

 

トムに至っては、

今回ほとんど何もしていない。

だらけた生活をした上で、

人造ネコに恐れをなして

自ら家を出てしまう。

おまけに最後のオチでは

トムがかわいそう。

 

そういう人の良いトムが

愛してやまない三宅であった。