トムとジェリーの中でも
異色作の部類に入るであろう。
それが「人造ネコ(原題:Push-Button Kitty 押ボタン型ネコ)」だ。
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ジェリーを追いかけるはずのトムは
すっかり怠惰な生活に溺れていた。
呆れるお手伝いの元に荷物が届く。
箱を開けるとそこには「人造ネコ」が入っていた。
おもちゃの様な人造ネコを見て
トムは大笑いしたのだが・・・。
◆
トムとジェリーが争わないのがレアな話だ。
人造ネコの万能ぶりは現在のAIをはるかに超えており、
その暴走ぶりが可笑しい。
トムに至っては、
今回ほとんど何もしていない。
だらけた生活をした上で、
人造ネコに恐れをなして
自ら家を出てしまう。
おまけに最後のオチでは
トムがかわいそう。
そういう人の良いトムが
愛してやまない三宅であった。