ジェリーのモノローグから始まるこの話は、
ハンナ&バーバラが作ったトムとジェリーの中で
唯一と言っていい異色な作品だ。
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夜の鉄橋のたもと。
鉄道線路の真上でトムが頭を抱え座っている。
トムの表情には悲しみと絶望があふれ、
信号機の上から見守るジェリーは
諦めの表情でことの経緯を語り始めるのだった・・・。
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三宅が好きなエピソードの一つだ。
この話ではトムとジェリーが完全に親友だからだ。
笑えるシーンがないではないが、
全編がシュールに進行する。
このブログを書くために
改めて見なおしたのだが、
後半のトムが借金で契約する内容を
改めて聞いて首がすくんだ。
ここは新版の和訳の方が詳しい。
312ヶ月とアレとアレ・・・。
小さい頃に観ていても大した感想を持たなかったが、
大人になり歯科医院を開いてからでは
意味合いが違って感じるのだった。
なんてシュールなんだ!
しかし素晴らしい。
ある意味トムとジェリーのパターンを逆手に取った、
見事な脚本である。
それにしてもトムが愛くるしい。