院長の「なんていうか」日誌

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学校歯科健診の日

昨日は今年2回目の
学校歯科健診日であった。
前にも触れたが、
自分の母校の小学校である故に
感慨ひとしおである。



自分が小学生だったのは
もう30年も前の事で、
振り返ればついこの間のような気がする。
校舎は既に建替えられてしまっているが、
母校の[におい]はほとんど
変わっていない事に気づいた。
もしかすると、
どこの小学校でも同じ
[におい]がしていると
いうこともあり得るが、
根拠無く母校独自のものだと
勝手に確信している。



昨日も130人くらいの
健診であった。
歯科の場合、
当然口の中を診るのであるが、
対象の児童が座った状態であると
特に上のアゴにある歯がよく見えない。
以前、午前中に健診で診た児童を
午後から診察した際、
午前と午後でむし歯の数に
数本の開きがあって
ショックを受けたことがある。
依って数年前から児童を
寝かせて診査するように変更した。
しかし、児童がベッドに寝るまでに
時間がかかるようにもなり、
授業時間を圧迫していると思うと
母校の先生方に申し訳ない。
あちらを立てれば、
こちらが立たずである。



写真中央のベッドに児童を寝せる


これも学校側、
特に養護教諭の協力なしでは
果たせなかったが、
児童のためと快く了解してくれた。



暗い口の中を診るためには
「光源」が必要で、
校医になってしばらくは
懐中電灯を使っていたが、
5年ほど前から
モバイル「無影灯」を導入した。
さらに正確な健診結果が
出るようにしたいと思う所以である。






健診を待つ児童には
待機スペースで
歯科の教育的ビデオを
観てもらう。
これが意外に児童に好評で、
毎年「もっと観たい」と
いう声が聞こえてくる。



三宅が健診の際、
学校に持ち込む器材は
かなりの量で、
少々マテリアルに
頼りすぎな
「マテリアル君」と
母校の先生方に
ウワサされてやしないか
気にならないでもないが、
少しでも後輩たちに
むし歯や歯周病
事を知ってもらえるのであれば、
多少の風評は快く受けよう。



さて、また次週、
今年最後の健診日がやって来る。


寝る前に祈ろう。
「むし歯が増えていませんように。」