院長の「なんていうか」日誌

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講義の終り


今日が歯科衛生士学校で三宅が講義する
「小児歯科学」の第8回目で最終回であった。


最終回と聞けば、
肩を壊しても投げ続けるピッチャーが勝利してマウンドを降りたり、
長い旅を終えて故郷に帰る宇宙船だったりと、
どこか哀愁が漂うものかと思うが、
三宅の講義の最終回では哀愁は漂わなかった。


学校であるから涙、涙に
恩師と別れる場面も考えられようが、
熱血とはほど遠い三宅の講義で、
しかもたった8回だけとなれば
その様な感動場面もある筈はない。


ところが講義が終わって退散する三宅を
追いかけて来た学生がこう言った。


「先生〜私先生の講義が一番好きでした〜」


おお!なんて有り難いのだというか初めてだ。
オマケに学生はこう言った。


「先生、一緒に写メ撮ってもイイですか?」


おおお!感動の場面である。
三宅の中ではスローモーションでシャッターが切れた。


こうして今日は三宅の人生にして白眉な一日になったのだ。
この話を家人に話さずにはいられなかった。
明らかな自慢である。


笑いながら家人はこう言った。


ゆるキャラと写真撮るようなものじゃない」



違うんだよー。