「たまごっち」は1996年に発売された
日本発のゲーム&キャラクターである。
発売当初のブーム時には
あまりに品薄になって
人々の話題をかっさらった。
当時三宅は[雇われ歯医者]だったが、
そこの院長先生がどこからか手に入れて見せてくれたのが
初めて三宅が見た「たまごっち」であった。
『お世話』を要求するこのゲームは、
アメリカでも販売されてなんと
イグノーベル賞まで取ったツワモノである。
しかし日本のブームの衰退とともに
商品が過剰供給になり、
たくさんの在庫を抱えた商品であった。
今販売されているものは3代目。
カラー液晶であり、
ゲーム内のキャラクターが結婚して
子どもが生まれる仕組みである。
娘が持っているので
昔を思い出していじっていると、
たまごっちの機嫌が悪い。
食べ物をあげても一向に機嫌が直らないのである。
娘に対処方法を聞いて三宅は絶句した。
「あー、機嫌が悪かったらアメをガンガンあげて。
そうしたら機嫌直るから、むし歯になるけど」
なんたることか!
むし歯になったら困るではないか!!
そう目を剥いていたら娘が付け加えた。
「むし歯になったら歯医者に行けばいいんだよ。治してアメあげればイイの!」
ムキー!歯科教育に悪いゲームだっ。