スパイダーマン:スパイダーバースは
アメリカソニーピクチャーズ制作の
アニメーションだ。
知る人ぞ知る今年のアカデミー長編アニメーション賞でオスカーを取った作品だ。
しかし日本ではあまり話題にならず、
北見市には映画すら来なかった。
大して宣伝も行われなかったようだが…。
日本では受けないと思われたのだろうか。
◆
ブルックリンの高校生マイルスは突然変異したクモに噛まれる。
スパイダーマンと同じ能力に目覚め、
元祖スパイダーマンと出会うが、
マイルスの目の前で敵のゴブリンに元祖スパイダーマンは敗れてしまう。
彼は独自にスパイダーマンになる訓練を始めるがうまくいかない。
偶然にスパイダーマンの墓の前に立ったマイルスは
謎の男に声をかけられる。
その男とは・・・。
◆
実際に観ると実に面白く感動する。
ストーリーがしっかりしており、
スパイダーマンをさっぱり知らない人でもちゃんとフォローされていて、
未見の人でも面白い事うけあい。
今時の3Dアニメだが、
フレーム処理に工夫がこなされており感心した。
どことなく主人公の動きがぎこちなかったり、
スルッと動かせて見せたりと、だ。
全編かなり工夫されておりポップ。
映像として新しくレベルが高くて唸るばかりであった。
なによりスパイダーマン、
ひいてはアニメーションに対する
「熱量」「愛」がひしひしと感じられる。
これは傑作だ。
アメリカの興行収入300億ドル。
なるほどアカデミー賞を取るわけである。
なぜ日本で受けないのか不思議。