院長の「なんていうか」日誌

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予防歯科研修会2009・前編

昨日は他の歯科医院と
共同で行われた院外研修であった。


研修内容は「予防歯科」である。
何度でも書くが、
みやけゆう歯科医院は
「予防型」歯科医院なので、
三宅をはじめ医院の歯科衛生士は
予防的な知識と観点が必要である。
気がついたら、
この研修会を始めて8年目であった。
光陰屋の如しである。



講師には東京でフリーランスとして
活躍中の歯科衛生士にお願いして
北見まで来ていただいている。
実際に日々診療に携わっているお方なので、
言うことやる事すべて実践的で
毎年三宅は感心させられるばかりである。





「歯をみがく事はどういう意味があるか。」
という論理から学ぶ。
歯をみがくのは日本人なら当たり前の話。
歯科業界的にはなおさら当たり前の話なのだが、
ここをチームでどう捉えているか、
それが歯科的予防が成功するかどうかの
カギであろう。




学んだ後は実習である。
歯科医院では歯医者も歯科衛生士も
手が動かなくては意味が無い。
日頃の診療で当たり前に行っている事でも
アップデートは必須であり、
みやけゆう歯科医院の歯科衛生士達は
歯ブラシの持ち方から姿勢まで
細々と指摘されていた。
それでいいのである。




歯科衛生士は歯石を取る際に
刃物を使う仕事である。
当然刃物のメインテナンスも
自分たちで行うわけだが、
これがなかなか練習が必要である。
切れない器具で歯石を取ると
逆に歯や歯ぐきを傷つけかねないので、
この技術の練習は時間をかける。
それぞれの歯科衛生士によって
刃の研ぎ方に[性格]が出るので面白いのだが、
一定レベルまで研げなければダメなので皆真剣である。


歯科衛生士の学校では十分な時間を
かけて練習していないようだが、
上手いものは直感的に上手い。




朝9時から始まって、
午後6時まで9時間の研修であった。
お疲れさまであるが、
自分のスキルをアップさせるために
有益な時間になったと思う。
歯科も奥の深い学問であるから、
経験して覚えていくより
まず学んでから実践である。


9時間もの研修時間で疲れていたと思うが、
懇親会も盛り上がるに盛り上がった。



・・・マイケル、すまん。





さて、今回の研修は前編であり
8月に第2回の研修会が予定されている。
講師の先生はやる気満々で、
「次回はもっと長い時間しましょう。」と
張り切っていたし、
宿題もそれぞれに出た。
歯科衛生士諸氏には
忙しくなったと思われるが、
よろしくお願いしたい。