セントレアは国際空港であり、
空港に入るとたくさんの
外国人がターミナルにいらした。
展望デッキに出ると
たくさんの外国の飛行機が
見えて心躍ってしまった。
成田も関空も展望デッキに
行った事はないのだが、
こんなに近くに見えるものかと
感心する。
帰りの便に搭乗すると
前方座席の3列ほどが
ドイツ人で占められていて
ギョッとした。
知らないだけかも知れないが
ドイツ人が女満別便に
乗っているなどと
今まで見た事はない。
どうやら総勢15名くらいの
ツアー客のようだ。
ひょっとしてドイツでは
密かな北海道ブームで、
しかも道東が「通」好み
だったりするのではないかと
あらぬ想像をしてみた。
流氷を見に来たか、
世界遺産の知床に
行くのであろうか。
濤沸湖の白鳥が目当てで、
パンの耳を買って、
「ブンバダー（素晴らしい）」
と言いながらパンをあげるのか・・・。
まさか歯科を受診しに
来たワケではなかろう。
三宅の余計な想像の相手を
させられているとは
ドイツの方々も
知る由もないのだが、
三宅の視線を感じたか、
国民性がそうなのか
たまたまなのか、
ドイツの人々は
ずっと寡黙であった。
お一人は体格というか
恰幅がよい方だったのだが、
服装がジーンズに
トレーナーだけという格好で、
どうみても薄着だったが、
空港の外に出ても
だいじょうぶだったのだろうか。
これまた余計なお世話である。
どうか良い旅になりますように。
