麻婆豆腐 - 院長の「なんていうか」日誌

［これまでのあらすじ］

漫画『玄米せんせいの弁当箱』に
影響されて１０年ぶりに
包丁を持った三宅は家族に驚かれ、
大いに喜ばれたのである。
マイ包丁を手に入れ
これからも作ろうと思う
三宅だったが・・・。

先日、久しぶりに三宅が
夕食のオカズ１品を作った。

歯医者が『食育』などと
軽んじて口にする事が無いよう、
自分で料理の一つでも
作れなければと思うのだ。

しかし、
計画性が無い思いつきなので、
またもやクックドゥを
利用してしまうのであった。

豆腐だけはこだわって、
道内産の、女満別の大豆を使った
豆腐をスーパーで
にらめっこの上、購入。

お豆腐の切り方は
外国の人が見たら
きっと驚くだろう。

これくらいは出来るのだと
家人に自慢の流し目をしたら、

「切ったお豆腐をどこへ置くの？」

と、段取りの悪さを指摘され
早くも自慢の「鼻」が折れた。

「こういうときお豆腐は、
　最後に切ってそのままフライパンに入れるのよ。」

グウの音も出ないのだが、
へこたれずに進める。

本当はブタのひき肉を使うのだが、
手に入らなかったので
豚ロースを細かく切って代用する。
レシピの中にネギあったのだが、
ネギが嫌いな息子が食べる可能性を
考慮してあえて入れなかった。

軽くあぶったら、
麻婆豆腐の元を入れて絡める。
なんていうか、
混ぜるだけのこれが
料理と言えるのか自信がないが、
とりあえずイイ匂いがする。

ここで漸くお豆腐の登場。
これまた軽く絡めて、
溶かした片栗粉を入れ
トロみを付けたら
出来上がり。

「またクックドゥなの？」

娘の容赦ない言葉に
凹むばかりだが、

「おいしいじゃん。」

と言って彼女だけが褒めてくれた。
息子は口にせず、
家人は黙って食べてくれたのである。

魚戸先生ぇー・・・・ごめんなさい。