院長の「なんていうか」日誌

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アリス・イン・ワンダーランド(2010年 アメリカ)ややネタバレ


マッドハッター:ジョニーディップ


遅ればせながら
昨年公開された
アリス・イン・ワンダーランド
を子ども達といっしょに観た。
三宅は天の邪鬼なので
大ヒットしたこの映画を
敬遠してしまったのである。


この作品は
世界的に有名なイギリスの児童文学
不思議の国のアリス」の
後日談として制作されたディズニー映画だ。



アリスが不思議の国で冒険してから13年後、
パーティでアリスは冴えない御曹司ヘイミッシュから
プロポーズされてしまう。
答えを見つけ出せずにアワアワするアリスは、
時計を持ったウサギを(またもや)
見つけるのだった。


ウサギを追いかけて
穴に落ちるアリス。
しかし、
不思議の国は以前来た時とは
全く変わって[赤の女王]が支配する
暗黒の世界へと化していた。




ティム・バートン(左)


鬼才・ティム・バートン監督は
この奇想天外な世界を
CGで見事に描き出している。
やはり1951年のディズニー作品から
流用している部分は多いのだが、
独特の世界観と細部のディティールは
監督の力量がモノを言っている。
すごい人だ。




アリス役の女優[ミア・ワシコウスカ]は
笑顔の素敵な女性だ。
しかし劇中で笑うのは
ごく限られた場面だけである。
これもきっと監督の意図したものだ。


緻密に作られた世界観で
グッと引き込んだ上に、
アリスの成長ストーリーとして
きっちりと手順を踏んで
原作の遊び心まで盛り込んである。



可能なら原作を読むか、
ディズニーのアニメ作品を
合わせて観ると
さらに映画を楽しめることだろう。