スペースオペラ大作『スターウォーズ』が完結になると聞いて
三宅は複雑な想いにかられた。
スターウォーズは小学5年生のときに
エピソード4の公開だったので、
実に42年前の作品が完結なのである。
◆
「パルパティーン(エピソード6で死んだはずの大ボス)が生きていた!」
彼が水面下で建造した艦隊が未知の惑星で発見されたのだ。
その艦隊は惑星を破壊できるという・・・。
主人公のレイはジェダイの騎士として修行に励んでいたが、
パルパティーンの居所を突き止めるべく仲間と飛び立つ。
しかし宿命の様に敵の総司令カイロ・レンが彼女に迫る。
「仲間になれ・・・」
◆
前作「最後のジェダイ」とはうって変わって
明るいトーンの映画だ。
雰囲気がいい。
ちょっとした小ネタが昔のスターウォーズの様で
観ていて微笑ましかった。
前作の監督がけっこう思い切った方向に持っていったので、
『これはまとまらないんじゃないか』と思ったが、
きれいにまとめ上げられている。
レイの出生はこの3部作のテーマでもあったが、
それが今回明かされる。
三宅の予想とはちょっと異なっていたが、
よくよく考えればそういう伏線は
あったかもしれない。
ラストシーンにあの惑星に行かなくても、
もとの惑星でもいい様な気がするが、
それはそれで感動的であった。
ちなみにアメリカで本作は評論家たちに
酷評されているのだそうだ。
こういう大作は大変だ。
どう描いても文句が来るのである。
しかし評論家はどうでも良い。
三宅は心に残る作品になった。
サウンドトラックを買おう。