院長の「なんていうか」日誌

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学校健診最終日

今日は朝から学校健診の日。
しかも最終日である。
過日の祝賀会の影響で
小児歯科パワー満タンである故、
健診が楽しくてしょうがない。


サクサクと健診は進むが、
むし歯の多い児童に
切々と話し込むため
やはり時間がかかってしまった。


校長先生が挨拶にわざわざ
いらして戴いて、
「いや〜、先生、健診大変でしょう。」


「いえいえ。」


「診療を休んできていただいているので、
大変だろうと思います。」


そんなことはないのですよ、と
云おうとしたところ、


「あ、これから札幌に出張だ。失礼します。」と
三宅の決め台詞も聞かず、
さわやかに校長先生は去っていった。



試験ではないので、
健診の精度が上がったのかどうかは
結果がよく分からない。
こと[むし歯]の基準などは
歯科医によってかなり開きがあるので
他校と比べるのもままならない。
次年度の感触で辛うじて
三宅が感じるのみである。



今回、初めて使った道具があった。



「どこでもエアー」!!!




冗談のようなグッズであるが、
れっきとした歯科専用材料である。


学校歯科の基本は「目視」である。
見た感じに穴が空いていなければ、
どんなに黒くても「怪しい」という
健診結果しか残す事ができない決まりだ。


児童の口の中を見る際に、
唾液で口の中が泡立ってしまっている
場合は結構多い。
そんなときにこの「どこでもエアー」で
泡を吹き飛ばせば良いのである。
何本ものむし歯を発見するに至った。
これは優れものである。


欠点はエアーを歯にかけすぎると
児童の口の中にガスが充満して、
霧の摩周湖]状態になる事である。
口の中が霧に包まれたように
何も見えなくなる。
「カムイッシュの島はどこか」と
冗談を言っている場合ではないのである。


しかし、注意して来年もまた使おう。




健診の結果は養護の先生から
特別な用紙で参りますので、
よく見て下さいますよう、
お願い致します。