院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

目から・・・


8020の表彰式のあと、
同じ会場で歯科向けの
講演会があった。


千葉にある歯科大学から
「入れ歯」専門の川良教授が
スポーツ歯学について講演された。
近年、プロのスポーツ選手が
マウスピースを付けて
成績を伸ばしたり、
オリンピックでメダルを取ったり
することが多くなった。


マウスピースには
潜在能力を引き出す力が
あるのだと思っていたが、
川良教授によると
違うのだそうである。


おまけに、
人が最大の力を出すには
歯を食いしばることが
必要だと思っていたが、
川良教授のスライドを見ると、
全く違う事が克明にされていた。
最大限に力を放っている時は
「歯を咬み締めていない」
様子である。


ショックだった。
内心大変であった。
幾人もの患者様の顔が脳裏をよぎった。
多くの歯医者は「咬み締めて最大の力を・・・」
と思っているのではないか。
いや、三宅だけか。
患者様に説明している事と
実際は違うと云うのである。



詳しい話は講演後の
懇親会で話して頂いたが、
三宅の考えていた「常識」も
まるで根拠の無い話であった。
思い込みは恐ろしい。


帰宅後家人に、


「まだまだ勉強がたりないなぁ。」


と言うと、


「面白そうで良かったわね。」




面白いというか、
目からウロコと言うか・・・。
ウロコを通りすぎて、
目玉が落ちてしまった1日であった。



それにしても勉強になった。