院長の「なんていうか」日誌

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「おこだてませんように」

おこだでませんように

おこだでませんように


三宅家では子供が寝る時に
できるだけ絵本の読み聞かせを
するようにしている。
三宅が幼少の頃に
親がそうしてくれていたからで、
深い意味はない。



子供たちの好きな本は
おのずと決まって
選択されてくるのだが、
いつかなくなる
この習慣が長く続くよう、
時折「新作」も購入して
お互いに飽きないよう
ささやかに工夫しているのである。



「おこだてしませんように」は
昨日三宅家に届いた絵本である。


いつも叱られてばかりいる
小学1年生の「ぼく」。
学校では先生に叱られ、
家では母親に叱られ
彼はどうしたらいいか
わからなくなる。
彼が七夕の短冊に
書いた願い事とは・・・。



子供に読み聞かせしながら
三宅は声がつまってしまった。
読み直そうとすると
今度は涙声になってしまい
[読み聞かせ不能状態]に陥り
家人に助けを求めたが、
その家人も何度もつまってしまい、
苦労して最後まで読み切ったのである。



子供を持っている親には
胸にぐっと来るのではないか。
そして、
どこか身に覚えのある内容である。
少し心が洗われるような気持ちにもなった。
そんな誰にでもあるような
心の奥にしまった感情を
深く表した絵本であったと思う。
調べると実話を元にした
話しなのだそうで
思わず納得である。




娘は本を読んだ直後に
こう言った。



「この子の気持ち、すっごく分かる。」



自分の首がすくむ・・・。
お陰様で昨晩は長い夜となった。