院長の「なんていうか」日誌

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玄米先生の弁当箱(1)


三宅の師匠の一人である齋藤先生は
時折お会いすると
たくさんお話してくださる。
ものすごく本を読む方なので
話は多方面に渡って面白く
とても魅力的である。


そんな斎藤先生が三宅に
読めという本が
「玄米先生の弁当箱」だった。
漫画である。
あまりに三宅が読書量が少ないのに
呆れて漫画を薦めてきたのであろうか。
そういえば昔父親に、
「漫画ばかり読んでいるとバカになるぞ。」
と脅されたものである。


しかしマスコミによると
活字離れが進んで漫画も読まないと
言われる世の中だそうだ。
漫画を読んでいて自慢できる
時代が来るとは思ってもみなかった。
齋藤先生の意図は違うと思うのだが。



国木田大学に転勤してきた
結城玄米は一風変わった
『食文化史』の講師である。
彼が学生に教えるのは
日本人が失いつつある
[食べること]への
工夫と感謝であった。


内容は何も難しくはない。
言うなれば「食育」を
題材にした漫画である。
しかし、
三宅がこの漫画を読んで
ちょっと考えさせられてしまった。
歯医者は「口(くち)」を
扱う仕事だから「食育」について
少なからず意識しているつもりだった。
ところが「玄米先生の・・・」を読むと、
自分は食育について
大した事を考えてない事が
分かってしまうのである。
どうしよう・・・。



一緒に食事をし、
食べ物と作ってくれた人への
感謝を忘れない。
それが第1巻のテーマであろう。
確かに今の日本、
忘れられているかも知れぬ。


そして三宅に問題提起を
してくれた漫画になった。




それにしてもこの前の
お弁当美味しかったなぁ。
ありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/miyake-yuu/20091130/1259584941