今日は不意に時間ができたので、
1979年に世界名作劇場で放送された
「赤毛のアン」の1話を観た。
放送は今から45年前で
三宅もちゃんと当時に観ていた。
前作の『ペリーヌ物語』に感激し、
続けて赤毛のアンも観ていたのである。
◆
19世紀初頭、
カナダのプリンスエドワード島に向かう船に
少女の姿があった。
その子の名はアン・シャーリー。
孤児院からアヴォンリーのカスバート家に
引き取られることになっていた。
カスバート家の農業を手伝う「男の子」が。
ブライト・リヴァ駅で
迎えに来たマシュウ・カスバートは
既に到着していた「女の子」を見て驚く。
マシュウは困惑した挙句、
アンには本当の事を言わずに
連れて帰ることにしたのだったが・・・。
◆
45年前の作品であるが、
いきなり目を離せない展開から始まる。
アンの行く末が初っ端からわからないのだ。
マシュウをはじめ、
登場人物の感情表現がものすごく繊細で、
あらためて感心し半泣き。
間の取り方に登場人物の気持ちが反映されており、
現代のアニメとは全く違っている。
若い人が見ても冗長に感じるかもしれないが、
それは作者の意図でもあるようだ。
三宅は何度見ても強く心が揺さぶられる。
後のジブリを作る、
高畑勲、宮崎駿が作った作品なので、
当然と言えばそうかもしれない。